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流されて過ごしてしまいがちな日常をちょっぴり振り返ることも必要かな。四人の子ども達と共に進んだりあと戻りしたり・・。元気に楽しく生きるすべを探し続けています。


by tnonkimama
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梅雨

こう天気が悪いと気持ちも重い。
部屋中に吊り下げられた洗濯物は乾燥機に投げ込まれる順番を待っている。
着ていきたい洋服が乾ききっていないと、ひとりの娘の機嫌が悪い。
タンスには他にもTシャツはあるのに、どうしても「あのTシャツ」が良いらしい。←困った娘だ。

ムシムシするから何が食べたいかもさっぱり分からない。
冷奴と納豆と素麺が食卓の定番になってしまう、恐ろしい季節の到来。
子ども達に「何が食べたい?」と聞けば
「やきにく~!」と言うに決まっているので聞かない。
洗濯物全てが焼肉の香りになっちゃうし。


さて、今夜は何にしましょうかね??
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上野一彦さんの「LD教授(パパ)の贈り物」を読みました。
現在、東京学芸大学の教授である上野さんは、自らもLD(学習障がい)やADHD(注意欠陥多動性障がい)の特徴をあわせ持っている。と、その日常の生活や子どもの頃からの成長を本の中で語っています。

この本、ひと言で表現すると、「おもしろい!!」
発達障がいをとらえる表現に不適切な表現かもしれませんが、不愉快に思われる方がいれば申し訳ありませんが、障がいをひとつの個性としてとらえきっている。そんな感じがしました。

人はだれでも特徴があり、「オンリーワン」とか「みんな違ってみんないい」とか良く聞きますけれど、実際の社会ではどうしても「目立つこと」は敬遠されがちなことで・・。「ふつう」が好まれ、「ふつう」に過ごすと周囲からも騒がれることはない。そんな世の中です。そして、一方ではビックリするような事件を起こす子ども達もまた「ふつうの子でした」と語られます。

この本を読んで、「ふつう」じゃなくても大丈夫!だと、心からそう思えたのでした。それは、この本の中の上野さんの行動が何回も私を笑わせてくれたからだと思います。

「ふつう」が1番いいこと。だと思い込み、「ふつう」の範囲を大幅に広めていた私。(笑)
で、自分を「いたってふつうだ」と言い切っていた自分を省みて、「ふつうじゃなくて、どこが悪い?」という表現に変えさせていただきます。
「ようやく気が付いたか?」と胸をなでおろしている友人、知人が沢山いるだろう。と想像すると、これもまた笑えちゃいます♪
by tnonkimama | 2007-07-11 08:11